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釣りノウハウから釣果報告、熱帯魚、食について

ショアジギング解説! タックルから釣り方、役立ちアイテムを紹介

大物を釣りたい!今まで味わったことのない強烈な引きを楽しみたい!

そんな方にオススメなのがショアジギングです!

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多様な魚種を狙うことも可能であり、釣れる魚は大型でとてもエキサイティング。

ロマン溢れる釣りです。

この記事では、そんなショアジギングに必要な道具からノウハウまで解説していきます。

 

もっと手軽に、小型から大型まで狙いたい場合はライトショアジギングもオススメです😌 

teria0292.hatenablog.com

 

 

 

 

ショアジギングとは?

一般的な船からのジギングとは違い、ショア(陸)から、60〜120グラムのメタルジグと言う鉄板型のルアーを使って獰猛なフィッシュイーターを狙う釣りです。

他にも、ペンシルベイトやポッパーなどの大型プラグを使用したりもします。(プラグは厳密に言うとショアキャスティングに分類されます)

重い鉄板をフルキャストし、大型の魚と戦うための強靭な竿、リール、糸を使用します。

そんなタックルを使用するので、1日やっているとヘトヘト・・・筋肉痛にもなります笑

それでも、大物を獲りたい!あの引きを味わいたい!と竿を振り続ける。

ハードな釣りですが、それ以上に漢のロマンに溢れた釣りと言えるでしょう。

 

 

ショアジギングで釣れる魚は?

 大物がメインですが、案外30センチくらいの小型の魚が釣れることもあります。

更に、フィッシュイーターなら結構なんでも釣れます。

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50〜90センチの青物、30〜40センチのキジハタなど

 

主なターゲットとなるのは以下の様な魚です。

ヒラマサ、ブリ、カンパチ

青物御三家と言われ、海に落とされるかと思うほどの強烈な引きが楽しめます。右に左に、上に下に、立体的に凄まじい勢いで泳ぐ様は、正に海のスプリンターと呼ばれるだけはあります。

知っての通り刺身や鍋、しゃぶしゃぶなど何にしても美味しい魚です。

 

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クエやキジハタ、オオモンハタ

これらの大型ハタ類は岩の隙間などの根に潜ろうとした方向への強い突っ込みを味わうことができます。

また、最高級魚に分類され他には変えがたい味わいです。

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シイラ

1mを超える大型で強い引きを楽しめます。かかると水面を強烈に跳ねます。

結構ヘンテコ顔の魚ですが、かなり獰猛です。

 

サワラ

恐竜の様なイカツイ顔と鋭いキバを持った魚。

筆者はあまり釣ったことがないためか、一度持って帰った時はあまり美味しく料理できませんでした・・・見た目はかっこいいですよね笑

 

 

釣れる場所や時間帯

青物は外海に面した潮通りの良い、回遊ルートを狙える場所がベストです。基本的には、潮が動く時間帯(満潮と干潮の中間)を狙うことが効率良い釣果に繋がります。

 

季節は、3〜6月と9〜11月くらいの春と秋が最も釣れるシーズンと言えるでしょう。

 

また、時間帯は朝と夕のマズメ時が最大のチャンスとなります!

活性が高くなり、水面を意識した魚が深場から水面付近に上がってきて捕食をします。この様なタイミングで浅場を選択したり、水面を狙うトップ系プラグなどを使用すると良いでしょう。

青物系は夜目が効かないといいますが、手元がぼんやりするくらいの時間から釣れます。

 

他にも、水面がざわついたり、海鳥が海面に集まる様な、所謂ナブラを見逃さずに狙うことも重要です。

 

 

ショアジギングのタックル

竿、リール、メインライン+リーダー、メタルジグやルアーのみであれば、安くて予算35,000円ほどで揃えることが可能です。少し値段は張りますが、せっかく大型の魚を掛けたのに、タックルが壊れてしまいファイトにならなかった、と言うのは避けたいためある程度の値段はしょうがないと思います。

 

他にも、ライフジャケットは必ず着用し、フィールドによっては磯靴の着用も必要でしょう。

 

ショアジギングの竿

下記の条件を満たすものが良いでしょう。

・9〜10フィートほどの硬さがヘビー以上のもの

・使用可能ルアーウェイト数が60〜120グラム前後のもの

・適合PEラインは2〜5号

 

重要な点としては、ショアジギング用もしくはショアキャスティング用などジグを投げることを想定している竿を用意することです。

ショアジギングでは、重いルアーをフルキャストし、大型の魚とファイトすることになります。必然的に竿には大きな負荷がかかることになるため、他の竿を流用すると耐えきれない可能性があります。

また、ショアジギング用の竿はロッドのグリップ部(根本)が長く設計されており、脇に挟むことで負担が少なくルアーアクションをすることができるように設計されています。

ショアジギングでは、リールと竿の総重量はかなり甘く見積もっても500グラムを超えます(下手すると1キロも・・・)、そんなタックルをひたすら動かし続けるには、専用の設計が必要になるのは必然と言えるでしょう。

 

オススメの竿はこちら

  

ショアジギングのリール

下記の条件を満たすものがオススメです。

①リールサイズはシマノ製が6000〜8000番代、ダイワ製は4000〜4500番台

②PE2.5〜4号が250m巻けること

③最大ドラグ力が8kg以上あるもの

③ハイギヤ(ギヤ比が高いもの)で、最大巻き取り量が100cm以上あるもの

 

 大物がかかった場合はラインを大量に出されることもあります、大遠投して沖で掛かったことを考えると250mは少なくとも巻いておきたいです。

また、長い竿を動かすと言うことは触れ幅が広くなり、その分の糸を回収するにはリールの糸巻き量が多いものが圧倒的に有利です。

これらの条件は絶対に満たしておくべきです。

 

オススメはこちら

 

ライン 

ショアジギングで主に使う糸はPE3号を250mほどリールに巻いておき、ショックリーダーは巻いているPEと同程度の強度(およそPEの号数×4倍)、今回の場合は50lbほどを結束します。

私は基本的に釣具屋で条件に合ったものをあまり深く考えずに使っているため、オススメはなしです笑

 

メインラインとリーダーの結束方法は、FGノットがオススメです。


Fishing Gang流【FGノット】【小物から巨大魚までOK】【Eng Subs】

 

また、ここまで太いショックリーダーだと、ルアーへ結ぶときも大変です。

ルアーへの結束時は、余計な手間もなく結束強度が強いパロマーノットか漁師結びをオススメします。

私はパロマーノットで結んでいます👌


パロマーノット(田辺 哲男)

 

ルアー

メタルジグは60〜120グラムほどを揃えておけば良いでしょう。

メインは80グラムです。

カラーは青、シルバー、ピンクがオススメです。

これらのバリュエーションを軸に、潮の流れや水深によって重さを選択。

その日の反応が良いカラーを探っていきます。

また、その場にいる小魚に近い大きさや形のメタルジグを使うことも重要です。

 

オススメはこちら(個人的実績No. 1は撃投ジグレベルです) 

 

 

フック

ショアジギング用のメタルジグは本体のみでフックが付いていないものがほとんどです!

フックの購入も忘れないよう注意しましょう!

 

オススメのフックはこちら

 

 

また、ジグとフックの結合方法として一般的にはスプリットリングを使用しますが、私はオーシャンスナップというスナップを使用しています。

こちらはスプリントリングを変形させた様な形をしており、ジグの交換やフックの交換が非常にスムーズに行うことができます!

 

最初は使い方に慣れないと思いますので、動画で確認してみてください。


これはスゴいよ! ~ 画期的スナップ

 

 

ライフジャケットと磯靴

ショアジギングの釣り場は、潮通しが良く落ちた場合非常に危険です。

まずは落ちないために磯靴を着用して滑らない様に対策。

ライフジャケットも着用し、もしもの時のために備えておきましょう!

ちなみに、ライフジャケットはベスト型がオススメです。ベスト型なら岩に叩きつけられた場合も浮力材が防具の役割を果たしてくれる上、壊れることがないので安心です😌

 

 

ルアーアクション

道具が揃ったら、いよいよ釣りです!

主な動作として、下記の手順を繰り返します。

 

①遠くへキャスト。

②メタルジグをフォールさせ、着底させる。

③ロッドを軽く弾くように縦向きに動かし(しゃくる)すぐ下げる、これを10〜20回ほど行う。

④しゃくることでルアーが浮いてくるので再度沈める。

 

基本的なアクションはこれだけです。

また、しゃくる時は、竿の根元を脇に挟んで竿を軽く持ち上げる様に意識すると疲れにくいです。

 

このアクションを軸にその日その場の状況に臨機応変に対応するため、下記の様な変化をつけていきます。

①しゃくる回数を変化させる。

②しゃくる間隔や速度、竿の立て幅を変化させる。

③着底させずに、沈める距離を変化させる。

④しゃくるのではなく、ただ巻きしてみる。

 

 

根がかり時の注意点

ショアジギングは他の釣りで根がかりしたときの様に力任せに引っ張ったりするとリールのメインシャフトが歪んだり、外れた反動で鉄の塊であるジグが針を引っ下げて銃弾の如く突っ込んでくる、と言うことになりかねません。

引っ張るのは最終手段に、それもかなり慎重に行う様にしてください。

 

では、どうするのかと言うと”軽くしゃくりを入れてみる”です。

イメージとしてはぽーんぽーんと根がかったルアーを軽く弾いて、少しずつ根がかった針を反動で抜いてく様な感じです👌

これを50回くらいは繰り返してみて欲しいです!

 

それでも外れない場合は引っ張ることになるのですが、根がかり位置が近い場合は糸を切ったほうが安全です。糸の消費も少なく済むし、安全に根がかりの対処ができます。

環境には悪いですが、糸はできる限り回収して諦める他ありません・・・

 

 

役立ちアイテム

手袋

ショアジギングは重いリールを掴んで振り続けることになります。リールフットを挟む指や、竿を支える掌が非常に疲れてきます。

ですが、軍手でもフィッシンググローブでもなんでも良いので手袋をつけておくだけで格段に楽になります!

ショアジギングをする上では絶対に持っておきたいアイテムです。

 

PE専用ハサミ

ショアジギングでは太いPEに太いショックリーダーを使用します。糸を切る際には通常のラインカッターだと少し不便な時も・・・

そこでオススメなのが、PE専用のハサミです。PE専用ですが、太いショックリーダーなども容赦無く切ることができます!案外安いので持っておくと便利ですよ😌

 

ストリンガー

ショアジギングで釣れる魚は大型ですので、血抜き時の血の量も大量です。その様な場合に便利なのがストリンガーです。魚の口に金具をひっかけて、金具についたワイヤーを利用して海に魚を浮かべておける道具です。

また、生かした状態でストックしたいと言う場合にも役に立ちます。

  

 

グリーンロープ

どの釣りに行くときでもかなり便利なのが、グリーンロープです。

先ほど紹介した、ストリンガー代わりにエラから通して結んでもいいですし、バケツの水汲みにも使えます。

そして何より、私は磯バッグに片端を常に結んだ状態にしており、自分が海に落ちたときまたは誰かが落ちたときにすぐさま投げられる様な状態にしています。

このもしもの時の対策としてだけでも持っておく価値は非常に高いと思います!

耐久度も高く、水分や塩にもとても強いため安く長く使うことができますよ😌

 

 

ショアジギングに行ってみよう!

さて、ここまでショアジギングのノウハウに付いて語ってきましたが、実際に釣りをしてみると体力的な過酷さと、釣れない過酷さを味わうことになるかと思います。

ですが、諦めないで投げ続けてください!釣れるまで投げ続ければ、必ず釣れるのです!(体育会系の釣りです笑)

何はともあれ、大型魚との味わったことのないファイト、釣り上げ、魚を手にした時の喜びは何物にも代えがたいものがあります。

ロマンを求める漢の釣り、皆さんも是非やってみてください!!!!

 

 

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